distraidでは、Webアプリケーションの開発を中心に、ソフトウェア開発とサーバー構築などを行っております。
所謂IT系ベンチャーの展開においては、 何らかの新しい要素を求められ、またサービス提供側でもその新規性を喧伝し利用するという側面があります。
勿論新規性が重要である事は間違いありませんが、 ユーザーが求める機能をさらにより使い易い形で提供するというサービスの大前提もそれ以上に重要となります。
Web系企業では現在、このような新規性(あるいは一種の流行)を追いかけた展開と、 一般のWebページ作成やCMS/Blog/SNS設置というような一種の作業というように2極化し、 その間を埋めるような技術的な熟成に関してはあまり重視されていない風潮があります。
当社の方針としたしましては、 技術やトレンドの新旧如何に拘わらず、多くのユーザーが利用する要素に関しては、より便利で洗練された形にするというような、 ユーザー視点に立った開発を行っております。
当社でも2009年中に独自サービスの開始を予定しておりますが、 まるでそれらのサービスを行う自社の宣伝目的のような、ユーザー視点の欠けた内容の伴わないサービスでは無く、 まず利用者であるユーザーありきだという事を常に念頭に置く必要があると考えます。
Webに限らず、アプリケーションソフトウェアやサービスでは、機能・ユーザビリティ・デザインの3点の要素が特に重要であり、
さらにそれらは独立して存在するのでは無く、互いに密接に関係し合い、高い相乗効果をもたらすものである。
当社の開発に対する意識を一言で表すと、このようになります。
まずデザインでユーザーを引き付け、その機能を利用してもらい、さらにユーザービリティによって長く使い続けて貰う。 このように、この3つの要素はどれも欠く事の出来ない重要な存在だと当社では考えます。
当社では、単に要求される機能を実装するだけでは無く、 ユーザビリティを考え、 より良い操作感と判り易いデザインのUI(ユーザーインターフェイス)となる事を常に心がけています。
それは、優れたUIというものは、利用者の利便性を向上させるだけでは無く、 サイトの維持管理の容易さや機能拡張性などの柔軟性にも優れているものだと認識しているからでもあります。
Webアプリでは勿論、単に文章やデータを記載しただけのWebページであってもUIは重要な要素となります。 が、WebのUIという点に関しては、本来シンプルな文章構造記述言語であるはずのHTMLに、デザイン要素の詳細を記述するようになり、冗長性とHTMLソースの肥大化が問題となっておりました。
しかし、ここ数年で各種ブラウザでのサポートが進み、また各ブラウザ間での表示差異が縮小しているCSSにより、その状況は大きく変化しました。
CSSによって、文章構造とデザインのかなりの部分の分離が可能になり、 それにより保守性が格段に向上し、また機能/デザインそれぞれの独立性が高まった事により開発の生産性向上にも繋がっています。 また、HTMLでは出来なかったより細かいレイアウトが可能であり、 さらにはSEO対策という観点からも有効な手段でもあります。
90年代後半のJavaScriptは、 アクセスカウンターの為の情報取得や、ちょっとしたビジュアルエフェクトを付加する為、 あるいはHTML構文をそのまま変数として保持し、テンプレート的に利用するなどの用法でも使われていましたが、 基本的には、言わば単なるブラウザの"おまけ"機能という認識でしかありませんでした。 さらに、ブラウザ間の互換性や脆弱性の問題、悪意あるスクリプトの氾濫などネガティブな側面が目立つ事も、決して高くは無い評価を受ける理由でもありました。
が、しかし、HTMLがCSSによってその姿を変えていったのと同様に、 JavaScriptはDOM(Document Object Model)の実装と、 ECMAによりJavaScriptの標準規格として策定されたECMAScriptによって、確固たる地位を手に入れました。
DOMは各種プログラム/スクリプトがHTML/XMLの個々の要素にアクセスする方法を規定しています。 これによって以前はHTML構造の"外側"をなぞるような操作しか出来なかったJavaScriptが、 HTMLの内部まで踏み込んでコントロール出来るようになっています。
一般的なWebベースのサービスでは、クライアントからのリクエストに対し、サーバーで完全な形のHTMLを生成しクライアントに返すというシンプルな処理が行われます。 が、提供する機能やサービスの利用者が増えるに従い、 全ての処理をサーバー側で行う事によるサーバー側の負荷とサーバークライアント間の転送量増大が、サービス提供者にとって大きな負担となっていきました。
CSSとDOM+JavaScriptの利用は、そのような課題に対する一つの解答として広範に活用され、 特に年々高機能化しつつあり、レスポンスの速さも求められるWebアプリにおいては、重要な要素となっています。
CSSやJavaScriptの利用に関しての最大の問題点は、クライアントの環境に依存するという点です。 現在のWebブラウジングはPC環境だけではなく、携帯,PDA,ゲーム機など多様な手段が用意されていますが、 PC上のWebブラウザ間でさえ完全な互換性が保証されていない現状では、 動作環境を縛り、動作検証のコストを払うというのは大きなリスクでもあります。
当社では、そのような現状を十分考慮に入れた上で、コストに見合うだけのメリットがあると判断出来る場合には、積極的にこれらの技術を活用していく方針です。
ここでは、これまでの主な開発実績を記載します。記載順は開発時期の降順となります。
案件 | Blogシステム |
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言語/環境 | PHP,JavaScript,MySQL |
担当 | 設計,プログラミング,デザイン |
案件 | 画像認識と連携した自動処理プログラムの開発 |
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言語/環境 | C++,Win32(MultiThread) |
担当 | 設計,プログラミング |
案件 | 携帯用SNSシステム |
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言語/環境 | PHP,MySQL,Apache |
担当 | プロジェクトマネージャ |
案件 | 携帯用SNSシステム |
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言語/環境 | Perl,MySQL,Apache |
担当 | 設計,プログラミング,保守 |
案件 | PC用SNSシステム |
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言語/環境 | Perl,JavaScript,MySQL,Apache |
担当 | 設計,プログラミング,保守 |
案件 | 社内Blogシステム |
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言語/環境 | Perl |
担当 | 設計,プログラミング,デザイン,保守 |
案件 | インターネットプロバイダーアクセス解析システム |
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言語/環境 | C,RADIUS |
担当 | プログラミング |
案件 | Webアクセス解析システム |
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言語/環境 | Perl |
担当 | 設計,プログラミング,デザイン,保守 |
案件 | Windows向けパッケージソフトウェアの開発 |
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言語/環境 | C++,Win32,MFC,DirectX |
担当 | プログラミング |